2019.11.28

 中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「K-1 KRUSH FIGHT.108」11.16(土)大阪大会を総括します!

「今大会はKRUSHとしては初めての大阪での大会だったんですけども、普段のKRUSHと変わらない熱い試合が続いた大会だったかなと思います。その中でマッチメイクを見ても関西の選手を中心に大会を開くことが出来て、大会としてはK-1、アマチュア大会に続いての大阪での開催で、関西や大阪の熱というものを凄く感じられる大会になったかなと思っております。

 本戦は序盤の3試合がKO決着という形になりました。第2試合の此尾選手と松本選手の試合は此尾選手の負傷という形のアクシデント含みの結末だったんですけども、第1試合の鈴輝勇太選手と第3試合の近藤拳成選手の勝ちっぷりというのは非常にインパクトがあったかなと思います。やっぱり大会に火を点けるというか、ああいった形でKOで勝つ。壮絶なKOで対戦相手のダメージも心配するようなものだったんですけども、ああいった勝ちを見せるというのは見ている人達にも凄く印象に残ったんじゃないかなと思います。

 その後はちょっと判定決着が続いたんですけども、個人的には第5試合の蒼士選手と吉岡ビギン選手の試合は、いつも総括では倒して勝ったりKOすることでインパクトが残ると言うのですが、そうじゃなくてもお互いを超えよう・倒そうとする姿勢が出て、それがぶつかり合う試合になれば非常にエキサイティングなものになりますし、その中でも2人の技とか技術というとこでも凄く見応えのある試合でした。

 結果としては延長判定で吉岡選手が競り勝った試合だったんですけども、この試合はKO決着ではなくても非常に見応えがあってKRUSHらしい試合だったと思います。大会後に関係者や選手の方と話しても、この2人の試合が良かったという声を多く聞きましたし、勝った吉岡選手はKRUSH初参戦でトップ選手の蒼士選手に勝ったというのは凄く大きな勲章を得たと思います。逆に蒼士選手も敗れはしたんですけど、本当にバンタム級の中でもトップの実力と技を持った選手だなと思いましたし、この試合は凄く記憶に残る試合だったかなと思います」

<2>に続く