2019.11.14

 中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「K-1 KRUSH FIGHT.107」11.8(金)後楽園大会を総括します!

「プレリミナリーファイトでは第2試合の寧仁太・アリ選手とマーク・バード・ジェイムス選手の試合は、寧仁太選手はガーナにルーツを持っている選手でマーク選手も北アイルランド出身の選手というところで異色の試合になりました。2人ともK-1ジムに所属していてアマチュア大会から勝ち上がってきてデビューした選手というところで、そういったキャリアの選手がプレリミナリーファイトでも非常にKRUSHらしい熱い試合をしたというのは個人的には凄く印象に残った試合でした。

 本戦ではまず第1試合で泰斗選手がかなり久々のKO勝利を見せてくれました。中々勝てない苦しい時期もあったと思うんですけど、久しぶりに泰斗選手らしい試合だったかなと思います。斉藤選手がアグレッシブなファイトスタイルというところもあったと思うんですけど、泰斗選手は非常に良い勝ち方で、やっぱり諦めずに続けてきた選手の底力というか人に愛される選手だなというのを観客の皆さんの反応だったりを見て感じました。

 第2試合では元ボクシング世界チャンピオンでもある山田真子選手がKRUSH初参戦ということで凄く注目された一戦でしたが、やはりまだ少し試合勘だったりブランクがあるのかなと思いました。MOE選手も凄く接戦で良い勝負だったんですけど、そこは山田選手がキャリアの差で勝ったのかなと思います。これから本領発揮になっていくと思うので、今後の試合を色々考えていきたいと思います。

 第3試合の龍華選手と迅也選手の試合は龍華選手はKHAOSのトーナメントで優勝してK-1甲子園も獲ってKRUSHには初登場だったんですけど、ダウンを取った後に迅也選手の追い上げを受けて非常に苦しい展開でしたが、やっぱりこういったところで勝ちきったというところで次につながるチャンスを得たのかなと思います。

 第4試合は蓮實選手と関川選手の試合で、蓮實選手はちょっと変則的な形で前回の大会からスライドしての試合だったんですけど、凄く成長しているところを見た気がしました。年齢から考えて立ち技のキャリアはそんなにある方ではないんですけど、非常にこの短期間でも伸びてるなと感じた試合でした」

<2>に続く