2018.03.29

宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は宮田プロデューサーの「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K'FESTA.1~」3.21(水・祝)さいたま大会・一夜明け会見での総括コメントをお届けします!

「6大タイトルマッチは新しいチャンピオンも生まれて大きな動きが生まれたと思います。ウェルター級王者の久保優太選手は『今回は危ないんじゃないのか?』という前評判のメルシック・バダザリアンが挑戦者だったのですが、バダザリアンの光を消す戦い方はお見事だったと思います。

 ヘビー級タイトルマッチはロエル・マナート選手が新王者になって、お父さんのアンドレ・マナートさんが喜ぶ姿が印象的でした。前王者のアントニオ・プラチバット選手はブランコ・シカティックさんが腰の怪我で来日できなかったのですが、トーナメントの時のような元気がなくて、ロエルのアグレッシブさが勝った試合だったと思います。

 ライト級タイトルマッチはウェイ・ルイ選手が前日計量をオーバーして、精神的に崩れてしまったのは本人にとっても残念だったと思います。卜部功也選手も複雑な感情で試合をしたと思いますが、しっかり倒して勝って見事にチャンピオンに輝いたと思います。

 ウェイ・ルイ選手については今回ミスを犯してしまいましたが、中国サイドのプロモーションとも話をして、次があるならミスはしないようにしてもらいたいです。今回に関しては功也選手のKOを称えたいですね。

 スーパー・ライト級タイトルマッチの野杁正明vs大和哲也は注目度が高く、レベルも高い攻防が繰り広げられたと思います。野杁選手が3RにKO勝利を飾りましたが、ゲーオ・ウィラサクレック戦の判定勝ちを悔やんでいて、今回の防衛戦のテーマはKO勝利だったと感じました。いつも以上に“殺し”が見えたというか、倒しに行く姿勢を持っていたな、と。また大和選手がアグレッシブだからこそ壮絶な結末になったと思うし、大和選手には想いを持ってK-1に出てくれた選手なので、またK-1からオファーさせていたいだきたいと思います。

 スーパー・ウェルター級の日菜太選手も想いを持ってK-1に参戦してくれた選手で、念願のタイトルマッチでしたが、チンギス・アラゾフの強さが光った試合だったと思います。かけるものが大きかったと思いますが、まだまだ頑張ってほしいし、彼もまだ31歳で若いです。ショックだと思いますが、今後も含めてオファーしたいと思います。

 スーパー・バンタム級は挑戦者の久保賢司選手は普段はジムの代表として、すごくいい人間なんですけど、試合になるとガラリと変わって。会見や入場コスチュームでもああいうことをやって、あれが出来るのは久保選手しかいないと思います。チャンピオンの武居由樹選手とは対照的でいいタイトルマッチだったと思います。試合は武居選手の完勝で、これから対戦相手探しが大変になるかなと思います。でもそこで挑戦者を探すのが僕らの仕事ですし、今の武居選手は手の付けられない強さだと思います」

<3>に続く