2018.02.08

宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は宮田プロデューサーが「Krush.84」1.27(土)後楽園大会を振り返ります!

――前半戦のトリになった亀本勇翔vs森坂陸はいかがでしたか?

「前半の試合がテンポ良く進んだのに対して、お客さんにじっくり楽しんでたもらえた試合でした。もし前半戦で判定決着が4試合続いていたら中々きつかったと思うんですけど、テンポよく進んだ中で見てもらえたのはプラスでしたね。僕は個人的に、ああいう技術の攻防になる試合は好きです。亀本君は前回の試合で負けていて、久々のKrushのリングでの勝利ですし、森坂君も負けはしたんですけど、レベルの高い攻防を繰り広げてくれたと思います。彼もまだ19歳ですし、また試合に出て欲しいですね。亀本君は-55kgで上の選手というか、強い選手は一杯いるので、そこに進んでいくのかなと。KRESTは-55kgは今は誰がトップでしたっけ?」

──そう言われると…意外に選手が少ないですね。

「亀本君はああやってテレビでメディアに出たりもしているし、今年伸びていくんじゃないですかね。ちなみに減量のことは規定時間内にクリアしたんで別に問題ないかな、と。会見に出られなかったことは残念ですが、クリアするかしないかってところが大事なので」

──闘士vs大岩龍矢は大岩選手が競り勝った試合でした。

「大岩君が1Rにダウンを取って、そこから倒しきれなかったですけど…これは倒して欲しかったです。大岩君は12勝目でKOはまだ3つのままなんですけど、こういう時にこそ倒してほしかったな、と。スタイルとして勝利至上主義で全然間違っていないんですけど、やっぱり最後に捨て身で闘士君が打ってきた時に、笑顔で『効かないよ』とやるんじゃなくて、僕はその闘士君をねじ伏せて倒して欲しかったですね。そういうところでゾクっとさせることで大岩君が印象に残るんで。

 この試合順は印象に残るか残らないかが大事なポイントで、大岩君だけを応援している人は勝って良かったとなるかもしれないですけど、大会全体で言うと『大岩が判定で勝った』だけの印象になる。-60kgに階級を上げて、本当の意味で名前を上げていくんだったら、チャンピオンの郷州征宜君に迫るようなものを見せなきゃいけない。やっぱり闘士君を倒しきるというところを見たかったけれど、そこまでには至らなかった。調子が上がっていっているからこそ、次はKOだよってのはありますよね。

 闘士君に関してはファンも多い選手ですし、良く最後まで頑張ったと。30代だから、というのはあんまり言っちゃいけないですけど、終わってみればやっぱり闘士君の試合だったかなってのはありますよね」

──どちらの戦い振りが印象に残ってるかといえば闘士選手の方かもしれないですね。

「そうなんですよ。大岩君も26歳なので闘士君とは8歳差ですけど、ベテランとやり合う時こそ倒しきる姿勢を見せてもらいたいですね。もちろん倒そうと思ってたんでしょうけど、あそこでニヤっと笑っている場面が3回ぐらいあったんで、笑っている暇があったら叩き潰せというのを僕は感じましたね」

<3>に続く